京都の友だちと街について話してきた
11月末にぎりぎり紅葉に間に合うタイミングで、妻と京都に遊びに行ってきました。南禅寺、清水寺、高台寺の他、嵐山まで足を伸ばし、祇王寺、大覚寺に行ってまいりました。ランチは湯豆腐、夕食も京都の和食屋に行くことができ、京都を満喫。
「やまのは」で友人とご夫婦と
ただ、それと同じくらい(ほんとは一番)今回の旅で楽しみだったのは、京都の友人に会うこと。その友人は自由大学の「島で暮らす」で出会いました。
今回、京都に行く際に、彼に誰か面白い人(京都コミュニティの話を聞かせてもらえる人!)に会わせてと自分勝手なお願いをして、左京区でカフェを経営するご夫婦に彼の紹介で会って話すことができました。
お邪魔したカフェ「やまのは」
左京区、京大キャンパスのすぐ近くにできたカフェ「やまのは」は、3階建のビル1棟を借りて、1階はバー(現在建築中)、2階は散髪屋(ひとり席で、おくさまが髪を切られるそう)、3階はカフェ(ご夫婦が丁寧においしいコーヒーを淹れてくれます)という不思議な空間。もとは事務所だったビルを今年の10月に借りて、仲間の協力を得て、内装をリノベーション。完全に素敵な空間に生まれ変わったそうです。(変わっていました)
クリエイティブシティとしての京都
ご夫婦とは初対面に関わらず、聞きたい話、話したい話の応酬で、完全に興奮してしまいました。今年、新たに自分のテーマになった「都市論」。これに加えて、直前に跡部さんのブログ記事を読んでいたものだから、「クリエイティブシティとしての京都」についての話へ。
気になったキーワードをメモを改めて見つめると、これからの街は「人との対話が生まれやすい」ことが、大切な要素のひとつなのかなと感じました。
大学(学生)、移住者の街
大学が多くあり(特に左京区)、街の雰囲気に寄せられて自然と全国から人が集まる街。旅行者として訪れる人、移住してしまう人、様々です。色々な人が行き来する街には、色々な刺激が生まれるのかもしれません。
自転車文化
街中の距離を測るのに「自転車で●●分」。友人は、自転車で30分は遠いから、こっちに引っ越してきなよと誘われて、左京に引っ越したそうです。車や電車ではなく、歩きや自転車による移動が基本、偶然の会話や集まりが生まれやすいのかも。
カフェとパン屋
京都の町にはカフェとパン屋が多いそうです。勝手な推測ですが、その二つによって対話とものづくりの精神が根付いているのでしょうか。飛躍してますけど、そうあって欲しい気がする。
自然が近い
盆地の都市である京都は、緑豊かな山々に囲まれ、また、加茂川の川辺は街で暮らす人々の憩いの場で、散歩道、飲みの帰りの寄り道にも使われるそう。
自分の町に誇りを持つひとたち
1200年前に都があったこともあり、店構えからしてプライドを感じさせる店舗、凛とした料理を提供してくれた店主、京都のことを楽しそうに語る友人たち、「京都」を自分たちがつくっている、そんな自覚を感じました。
様々な観点から、特に「人との対話が生まれやすい」ように見受けられる京都は人々のクリエイティビティが保たれている街なのかもしれませんね。(ホント、カフェで少し話しただけですが)
(参考)