社会的投資を行っているARUNの勉強会に参加した

 ARUNが主催する「ARUNの取り組みと社会的投資のインパクトを発揮するためのハンズオン支援に関する勉強会」に参加してきました(かなり遅れてしまいましたが)。

 なお、ARUNは日本の個人・企業からの出資金を原資とし、途上国の企業に対して投資を行う会社だそうで、現在は実際にカンボジアのCEDAC(セダック)という農業セクターの社会的企業に投資を行っているそうです。

 今回の勉強会はARUNが実際に行っている取り組みのビジョンや内容、そしてハンズオン支援という手法についてをARUNのメンバーの方と水谷衣里さん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 研究員)を交えて話を聞くというものでした。

プログラム
◎第一部
19:00〜19:10:ARUN代表 功能聡子のご挨拶
19:10〜19:50:ARUNの概要と最新情報 
(テーマ:ARUNの設立経緯、投資先紹介、投資先へのハンズオン支援)
◎第二部
19:50〜20:20:水谷衣里氏によるプレゼンテーション
(テーマ:国内・海外における社会的投資、ハンズオン支援の事例紹介)
(※この途中から参加しました)
◎第三部
20:20〜21:00:水谷氏と功能によるトークセッション
(テーマ:ARUNの社会的投資・ハンズオン支援のあり方について)

話題にあがった論点

  • おかねの意味付け(援助ではなく投資、援助で生じる課題)
  • 投資先の選定方法
  • 現地のマネジメント(行動に繋げるコミュニケーション)
  • 投資成果の見える化および評価

聞けなかったこと

  • 途上国の投資先が抱える資金需要の内容と理由
  • 投資先の課題

所感

 「援助」ではなく「投資」という手法でお金を提供することで、お金を出す側と受け取る側の間によい緊張感が生まれるそうです。これは、非営利の世界からビジネスの世界にポジションチェンジするということ。
 今の日本では、非営利活動が注目される中で、カンボジアでは全く逆の考え方の転換することが前進になるという考え方を聞くと、場所や時代によって、お金の意味や活動の目的が大きく変わるんだろうなと、妙に肚落ちした金曜夜でした。