「禅の旅」に参加してきた
11/13-14と雲水の星覚さんの「禅の旅」に参加してきました。星覚さんが3年間修行した禅寺の総本山の永平寺、天龍寺と佛性寺を訪れ、実際に坐禅をしてみるという2日間の旅。*1素晴らしい旅でした。ありがとうございました。おそらく、またお邪魔します。
「ちょっと粋な禅の旅「オフの細道」|雲水喫茶」に詳細がアップされるはずです。
2日間をダイジェスト
1日目
朝7時に渋谷を出発した10人を乗せたバンは午後3時頃に永平寺に到着する。まず、愛宕観音堂がある山登り。息を切らしながら、山頂に着くと、紅葉し始めた赤や黄色の葉の中にひっそりとある永平寺を見下ろす。ひんやりとした山の空気が肌に触れ、なぜこんなにも都会の空気と違うのだろうと感じる。山を降りると、宿泊、坐禅、食事をさせていただく天龍寺に向かう。天龍寺に到着すると、老師のお出迎えを受けて本堂にご挨拶。みんなで夕食をとった後、ご作法を習い、40分×2回の坐禅。足が痛くなるが、重力とともに、身体の何かが沈殿していくのが分かる。肩は落ち、脳も落ちてくる。酸素が頭に行き渡りすぎて、少し頭痛がした。みんなで坐れば坐れるものだ。
道元の「正法眼蔵随聞記」の一章を読み、今日の感想をみんなでひと言ずつ。「因果関係とただあること」についてひと言。その後、シャワーを浴びて、就寝11時。翌朝は4時起床(いつもは3時だけれど、この日は4時起きでよい日だったそう)。
2日目
4時に起床し、40分の坐禅。何故か眠気がせずに、また身体の中の何かが沈殿していくのを感じる。坐禅後に、永平寺の和尚さん、雲水たちの朝のお務めを見に、永平寺へ。200人もの雲水たちのお経は迫力満点で、永平寺の磨き上げらた建物に驚く。寒くて、眠くて、足が痛い。朝食は、永平寺周辺で一番と言われている蕎麦。確かに旨く頬張る。頬張った後は眠気がありながらも、永平寺を散策。そして、天龍寺に戻り、応量器を使った食事。扱いの作法が厳密に決められており、隣の和尚さんにこっそり教えてもらいながら、無事に終了。
その後、佛性寺でみんなでお茶。自然の中、素晴らしい雰囲気に興奮が冷めない。
7時間かけて、東京に到着。バンの中は、不思議な一体感に包まれ、身の上話に花が咲いた。