社会的投資を行っているARUNの勉強会(第4回)に参加した&出資の申し込みをした

社会的投資を行っているARUNが開催した勉強会「カンボジアと社会的投資」に参加し、その後、ARUNへの出資の申し込みをしてきました。

勉強会

内容はARUNの活動の近況報告やARUNが実際に投資を行っているカンボジアの研究を日本貿易振興機構ジェトロ)で研究を行っている初鹿野さんにカンボジアの経済、政治の状況を伝えてもらうというものでした。

■プログラム概要
18:45 開場
19:00 開演
19:00〜19:10:ARUN代表 功能聡子のご挨拶
19:10〜19:40:ARUNの概要と最新情報 
(テーマ:ARUNの概要と投資先、現地事務所開設などの最新情報)
19:40〜20:20:初鹿野直美氏によるプレゼンテーション
(テーマ:カンボジアの経済・社会情勢)
20:20〜21:00:初鹿野氏とARUNディレクターによるトークセッション
(テーマ:カンボジアにおける社会的投資の意義について)

今回のARUNの勉強会には国際協力をバックグラウンドにする方々の参加が多く、カンボジアや国際協力の話を伺うことができました。特に、カンボジアに40数回、仕事(アンコールワット遺跡の修復関連)で行かれている方がいらして、カンボジアの経済発展の状況や食事のおいしさについての話を聞くと、是非カンボジアに行ってみたいという気持ちが強くなります。
なお、ARUNではスタディツアーと称して、出資者および出資を検討されている方を対象として、投資先の訪問ツアーを企画されているそうです。今月末に4、5日間かけてスタディツアーを開催する予定とのことです。僕は残念ながら参加できませんが、次回は是非参加したいですね。

出資の申し込み

以前の記事で出資をするか検討していることを書きましたが、出資することにしました。本当は、スタディツアーに参加したり、カンボジアのことや社会投資のこと、ひいては今の仕事の理解を深めてから、出資をしようと考えていました。でも、最終的には、いくつかの点を自分なりに経済的なリターン、働き方やカンボジアについて考え、今、出資することにしました。

出資する上で主に考えたこと

  • 経済的リターン

ARUNでは現状、出資者の投資期間は5年間(2009年〜2014年)と設定されています。また、出資金額の元本および利回りは保証されているものではありません。元本割れやもっと利回りが良い投資(たくさんあると思う)を行っていたら得られた経済的リターンが得られません。

ただ、経済的リターンが少額となる可能性がある一方で、出資者が得られることもあります。これは定性的なリターンなので人それぞれ違うと思いますが、自分なりに書いてみます。実は出資でなくても実現できることとも言えるのですが、出資がそのリターンに加速度をつけてくれる、そんな気がしています。

  • 自分の特技を生かす

自分が本業で身につけた知識や経験を別の場所で生かすことができます。これは、逆に別の場所で得た知識や経験を本業に生かすこともできるのではないかと思っています。もちろん、まだ一人前のプロフェッショナルとは言えず、これからも勉強していかなければならないのですが、自分の専門性を磨ける場が複数あることは一人前になる過程でとても前向きなチャレンジではないかと思っています。

  • コミュニティへの参加

職場以外で同じキーワードで人と繋がることは、自分にとって、びっくりするくらい喜びになっています。コミュニティ、集まり、場という言葉に反応することのない人間だったのですが、ヨガを始めてからか、自分の大切なキーワード(会計やヨガ)を育てて、実際に行動をしていくことで縁が縁を呼んでいることを楽しんでいます。

僕はARUNの活動を知ったのが今年の4月で、それまで自分の生活にカンボジアの「カ」の字もありませんでした。強いて言えば、アンコールワット島田紳介さんが某テレビ番組を通じて学校設立を行ったくらいの知識しかありませんでした。知らないことばかりです。ただ、今経済的に発展し、パワフルなアジアに触れることはきっと面白いチャレンジになるのではないかなと思っています。

本来は「社会的(投資)」「国際協力」という言葉を使いたいところなのですが、そういった分野はまったくもって分かりません。特に「社会的投資」は「白い白鳥」と言っているようなものだと議論されることもあるそうで、中々議論がまとまらないそうです。なので、出資段階では深く考えていないです。

おわりに

この日も様々な人に会って、色々な話を聞けました。そういったことが出資を通じて、更に加速していくのではないかと思っています。投資回収予定の2014年、どうなっているのか楽しみです。
もし、興味がある方はARUNのHPをご覧になってください。