フューチャーセンターのイベント/セッションに行ってきた

かなり遅くなりましたが、アップしておきます。メモ的性格強し。

先日「フューチャーセンターをつくろう」という本に出会ったことをきっかけに、5月28日、30日にフューチャーセンターに関連する2つのイベントに参加してきました。なお、この週はちょうど、フューチャーセンターウィークと名付けられた期間で、日本全国でフューチャーセンター(以下FC)のセッションが実施されていたようです。

5/28 ありがとうバンク

友人に誘われ、初めて出席したFCセッションで、セッションの目的は下記の通り。

「感謝や優しさが目に見える社会価値となり、ペイフォワードされる仕組みを創る」フューチャーセンターが【ありがとうバンク】です。2012年事業化に向けて進めており、現在6回のセッションが終わっています。初の一般公開セッションとなり誰でも参加可能です。「ありがとう」を深く感じ、感謝と優しさに満ちた未来を創りたい方の参加をお待ちしています。

まだプロジェクトが立ち上がったばかりということで、対話中心のセッションでした。そんな中、対話の中から、初対面の参加者がアイデアを出していくプロセスは刺激的でした。FCディレクターは、なんだか慈愛度満開の素敵な方でした。

5/30 報告会:オランダのフューチャーセンターの訪問報告

こちらは、セッションではなく、オランダのFC訪問の報告会。

  • 訪問したFC:オランダのLEF(水理交通省管轄)、Shipyard(国税庁管轄)
  • 報告内容:FCとは?、FCの構成要素等についてのシェアがあった後、訪問したFC概要(セッション数、契約ファシリテータ数や財務状況等)、FCとのQAについて(FCの客層、FCへの参加者層、参加者の募集方法、持ち込まれる課題の内容等)
FCについて
  • FCの定義をするキーワード:「複雑な社会問題」「多様なステークホルダー」「非日常の空間」「関係性構築」「対話」「共創」「実際のアクションに繋げていく場」
  • FCの構成要素:「ファシリテータ」「多様な参加者のアサイン能力」「プロセスデザイン」および「場づくり・ホスピタリティ」
  • 北欧で生まれたFCは、公共の取り組みとしてスタート。日本ではビジネス側の取り組みが多い。
訪問したFCについて
  • LEF、Shipyardともに国の管轄、単体としてFC事業を回せている。
  • 共に常勤スタッフ7,8名。契約ファシリテーターが数十人いる。
  • クライアントは管轄省庁およびこれに関連する組織で、課題も管轄省庁に係るもののみを取り扱っている。
  • LEFは年間350件程度ののセッションを行っている。
  • LEFは「too everything」と揶揄されるくらい設備が充実している一方、Shipyardは手触り感のあるDIYな雰囲気で、FCによってコンセプトや雰囲気が大きく異なる。

個人的な所感

  • イデアの発生のポイントは3つ(「アイデアを誘発する問い」「アイデアの出発点となる個人」「アイデアを持つ個人同士の対話」)
  • 久しぶりに会った直樹くんが取り組んでいるblabo!が未来型FC的。