『オーガニック革命(高城剛)』のヨガに関連する記述

ハイパークリエイターの高城剛氏の本『オーガニック革命』を出版コンサルタントな友人の薦めで読みました。
ヨギー、ヨギーニにお薦めの本です。
内容は、金融危機が起きた08年1年間をロンドンで過ごした著者が、目の当たりにした「オーガニック」という食を中心としたムーブメントと背景にあるロンドンの政治、経済の状況を整理し、著者が実践している21世紀を生き抜くためのライフスタイルを提唱するというものです。
提唱しているライフスタイルは「水・食料」「資源・エネルギー」「外交」「娯楽」の4つの分野を個人で確保する生活だそうです。
特にヨガに取り組んでいるために、面白いなと思ったのが「娯楽」のくだりでした。

僕のいう娯楽とは、いま一般的に言われている娯楽とは少し違う。ある意味、宗教的なものというか、自分と向き合うために新しい”娯楽”が増えると思っている。人々はいままで以上に自分自身について考えることになるだろう。
人間とはいったいなんなのか、ここにいる私とはいったい誰なのか。そんな自問時等こそが、次世代の娯楽になる。時間を必要とするが、あまりお金はかからない。
つまり、21世紀の娯楽とは”哲学”に近いものだ。(中略)言ってみれば、哲学と宗教とアートがミックスしたようなもの。

少しヨガに似ていませんか?
01年の9.11同時多発テロや08年からの金融危機で20世紀的なアメリカ資本主義の崩壊によって、00年頃のハリウッドヨガのブームから、ファッションではなく、もっと切実な何かを動機として、都市部でヨガが定着している(いく)ということなのかもしれません。益々、ヨガが気になります。

(参考:東京で開催されているファーマーズマーケット