大切に思うこと

ここ数年、生活のアプローチを意識的に変えてきた中で感じたこと、生活において大切に思うことを言葉にしてみたいと思います。
色々とアプローチを変えてみた理由の一つは「自分自身の子どもに伝えるべき、伝えたい、伝えられることはなんだろう?」に答えられなかったことが挙げられるかもしれません。
ずしんと身体に残り、ときどき頭をかすめる問いへの現時点の回答として、感じたことを書いてみようと思います。ちなみに、ぼくに子どもはいませんが。

創造的に生きていく

2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災、その他の経済環境、自然環境の変化、そして、2010年のスマートフォンソーシャルメディアのヒット。ぼくたちを取り巻く世界の捉え方、ライフスタイルはますます多種多様になり、大きく変化しています。
多くの視点やスタイルが錯綜する中、ぼくたちは個人としてのビジョンや在り方に自覚的になる必要性に迫られている一方、個人として創造的に生きていく可能性もしっかりと持てるようになりました。

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いまここに溶け込むこと

では、「創造的に生きていく」とは何か。それは、発明する、描く、書く、踊る、歌うという創作活動に取り組むことはもちろん、生活全般を通して、目の前の世界の創造性に気付くこと、そして、いまここに溶け込むことと言い換えられます。
新たに何かをつくりだすのではなく、「気付く」「受け取る」という捉え方。そして、既にあるぼくたちと世界の創造性に気付き、過去に引きずられることなく、そして、将来に飛びつくでもなく、ひたすら、いまここに溶け込んでいくことが「創造的に生きていく」ことに思えます。

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4つのヒント

創造的に生きるため、すなわち、創造性に気付いたり、いまここに溶け込んだりすることとは一体どういうことなのか。そのために、以下の4つがヒントになるとぼくは感じています。

  • Body(身体):頭で考えるだけでなく、身体で感じる
  • Journey(旅):今ここを理解するために、今ここを離れる
  • Art(表現):方法論に逃げずに、いきなり表現する
  • Share(共有):オープンな姿勢で世界に自分を差し出す

Body、Journey、Art、そしてShareの4つをじっくり見つめたり、飛び込んだり、離れたり、かけ合わせたりすることで、浮かび上がってくる何かが「創造的に生きていく」ヒントになるはずです。

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ヨガ

2008年にヨガを知り、2009年から本格的にプラクティスに取り組んでいます。そして、結果的に、ヨガは3つの点で、創造性に気付くこと、今に溶け込むことに有効だと感じています。

  • ヨガは自分と目の前の世界は既に繋がっていて、ぼくたちはそれに気付くだけという世界の捉え方を示してくれている
  • ヨガプラクティスは自分と世界をよく観察し、いまここに溶け込むことを促してくれる
  • ヨガプラクティスは身体からアプローチしている

この3点から、ぼくはヨガが「創造的に生きるため」にとても重要な世界の見方であり、取り組みだと感じています。

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さいごに

ここ数年の生活から浮かび上がってきた、今のぼくにとって大切なこと。そして、いつか、子どもに伝えることのかけらを言葉にできたと思います。数年前に感じるとは思わなかったことを感じて、言葉にできたことを本当に嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。